乳幼児期の子育て問題

最終更新日 2024年9月15日 by iryou

子供の年齢によって異なる子育て問題

子育ては一時的なことかと感じますが、実際は大人になってもやはり子供は子供、という目で見て心配になることが多いですね。

かわいいのは今だけよ、と言われてもその意味がピンと来なかったり、ちょっとしたアドバイスに右往左往してしまうことも。

子育ては本当に精神的にも肉体的にも負担が大きく、覚悟がないと臨めませんがその分嬉しいことも楽しいことも子供と一緒に味わうことができますね。

いくつかある子育て問題は、子供の年齢によって異なります。

まず乳幼児であれば保育園に預けることができるかどうか、ということが出てきます。

近年では共働き世帯が増えたのと同時に、近くに両親がいないなどの理由もあって保育園の需要が増えているのですが、実は待機児童問題はごく一部の地域に起きていることで、地方になればなるほどさほどの問題ではないのです。

そのため市町村によっては全員が希望するところに入れることが多く、待機児童問題とは無縁なこともあります。

保育園に入れない、と嘆くならば地方に引越せばよいのではないか、と思われがちですが、実際のところ仕事をしていればなかなか難しいですね。

できれば親も子供も負担がなく同じ環境で過ごしたいと思うでしょう。

では、保育園を増やせば良いのでは、という考えもありますが、近年子供の声がうるさい、車の往来が激しいのは困るといった意見が多く保育施設をつくるのは難しいといった現状があります。   出典「畑恵のブログです」より

そうなると企業側に保育施設を作ってもらわなくてはならないので、近頃は保育施設を備えている企業も増えてきています。

マンションでもそういった施設がどんどん増えていくとより仕事がしやすい環境になりますね。

保育園に入園しても続く子育ての別の問題

実際に保育園に入園することができると、今度は別の子育て問題が出てきます。

今度は子供や保育園、保育園に通わせている保護者との関係に問題がシフトしていくのです。

やっと入れた保育園なのに、毎日泣かれていくのを嫌がる、ということがありますね。

毎朝そんなやり取りをしていて仕事にも遅れてしまいそうになることもあり、気分が滅入ってしまうこともあります。

このような時保育園に何か問題があるのではないか、と感じてしまいますが、大人であっても初めての環境に慣れるには時間がかかりますよね。

子供でも同じなのです。

保育園が嫌なのではなくて、その環境に慣れていないだけのことが多いのです。

子供が泣いてしまうのはお母さんと離れて寂しい、という気持ちももちろんありますが、環境に慣れていくと次第に嫌がらずに通園できるようになるので、できるだけ怒らずきちんと迎えにいくから、ということを伝えるようにしましょう。

この時、決してごめんね、とは言わないでください。

できるだけプラスの言葉がけをするようにしましょう。

そして保育園でどのような遊びをしているのか保育士にも聞いてみてください。

意外と生き生きと遊んでいることがわかりますよ。

けんかやけがの問題は保育士に相談し、冷静に対応する

保護者同士のトラブルとしては、けんかやけががあります。

けんかも人間関係を築いていくうえでとても大切なことですが、大けがになったら困ります。

子供に原因を聞いても自分にとって都合の悪いことは話しませんから双方の話がかみ合わなくてどうしようもなく険悪なムードになってしまうこともあります。

このような場合も保育園に相談をしてみましょう。

保育士は第3者の目で見ているので、適切な判断をしてくれます。

子供の言い分を素直に聞いていると実はそうではなかった、ということもあるので、子供を信じたい気持ちはわかりますが親もまた冷静に見るようにしましょう。

こういった子育て問題は小さいころだけでなく小学生や中学生になっても続きます。

今まで被害者だったのに加害者になっていることもあり、親は目を離すことはできません。

ですので、大きくなったら手を離しても目だけは離さないようにしましょう。

そして子供との会話を増やすようにします。

会話は何をしてきたの、何をして遊んだの、と問い詰めるようなことは聞かないでください。

そういった質問は子供にとって義務のようなものに思えてしまうので、次第に適当な返事しかしなくなってしまいます。

共通で興味を持っていることを話すなど子供から話してくるのを待つのも一つの手ですね。

成長しても続く子育て問題は色んな人に相談し意見を聞くこと大事

子育て問題はいろいろあり、すぐに解決できることもあれば長期間にわたってしまうこともあります。

一度は解決したのに再び再燃してしまうこともあり、親としては心配の種は減りません。

ですがどのような時も子供のことを大切に思っていること、自分と同じように他の人も大切にするということを話していくと、次第に子供も心の成長をしていきます。

親自身もまた、自分だけの中で解決しようとせず、保育士や、両親、友達に相談をしていろいろな意見を聞いてみるようにしましょう。

様々な方向から物事を見ることでほんの少しでも心配事が薄れ、子供とも余裕をもって接することができるようになります。