最終更新日 2024年9月15日 by iryou
目次
1.円形脱毛症とは
円形脱毛症とは、頭部を中心に円形や楕円形の形の脱毛の症状が突然発生するものを指します。
円形脱毛症を発症した場合には、皮膚科と相談し、適切な治療を受けることが一番です。
しかし突然自分の髪の毛が抜け始めれば多くの人が驚いたり戸惑ったりすることでしょう。
中には何とか他人にばれないようにと隠すことばかりを考えて、時間がたてば治るだろうと考えて治療に取り組まずに放置する人も見られます。
単発型の円形脱毛症の場合には、その多くが早期に回復に向かうことがほとんどです。
しかし自分の髪の毛が抜けてしまうという精神的な負担は非常に大きいものです。
そのために早く治たし、どんな治療法でも試してみたいという思いに駆られることもあります。
科学的な根拠がない治療法を自己流で行えば、余計にひどくなることも考えられるため、皮膚科に相談しながら治療を進めていくことが大切です。
※参考・・・・脱毛症の種類
2.正しい方法で毎日シャンプーを行う
その一方で、自分でできることもいくつかあります。
頭皮の環境を良いものにするためにも、正しい方法で毎日シャンプーを行うことは大切で、場合によっては頭皮マッサージも必要となるでしょう。
治療中には日々の生活にも気をつけながらも、普段とは変わらない生活を送り、ストレスをためないように気をつけることが大切です。
円形脱毛症を発症すると、症状に対しての驚きやいらだち、本当に治るのかという不安や、ほかの人の目が気になるなど様々な理由から大きなストレスを感じるものです。
これが治療に対しよくない影響を与えることにもつながります。
特に症状が現れた場合には、生活スタイルも大きく変わることになるので、これがストレスにつながることもあります。
3.円形脱毛症と向き合うことが大切
ストレスと上手に付き合っていくことも非常に重要です。
ストレスとうまく付き合う方法として、まずは円形脱毛症と向き合うことが大切です。
自分が円形脱毛症を患っていることを受け入れるということは、心理的にもなかなか苦しいものです。
他人の目が気になって仕事や学校に行きたくなくなることもあり、これまでの生活スタイルが崩れることで、場合によってはうつ状態に陥ってしまうこともあります。
ストレスをためないようにするためにも、治療を受けながらも普段と変わらない生活を続けるための工夫が必要です。
このような症状があらわれると、仕事や生活などにもなかなか積極的になることができず、比較的消極的になりがちです。
完治に向けて希望を持ち、積極的にいつもと変わらない生活を送ることが大切です。
4.リラックスできる環境づくりが大切
その工夫として、やはりリラックスできる環境づくりが大切だと言えるでしょう。
職場や学校、家庭などで大きなストレスが生じることもありますが、この場合にはストレスの原因になっているものと離れることが大切です。
しかしやむを得ない事情によって、離れることが難しいケースもあるでしょう。
このような場合には、ストレスをためすぎないようにするためにも、自分の好きな趣味や入浴、食事など、自分に合うストレス発散方法を見つけて工夫することが大切です。
またこのような症状があらわれると、どうしても他人の目が気になりますが、帽子などのアイテムをうまく活用して症状が出ている部分を隠すことによって、これらの心配や不安を少しでも軽減することができます。
隠すためのアイテムとして、帽子やバンダナ、スカーフなどがあげられます。
これらは頭部の大部分を覆うことができるため、小さなものだけではなく、やや大きめ、複数の脱毛斑であっても隠すことができるでしょう。
5.できる限り静電気を起こさない素材のものを選ぶ
しかし室内でずっと帽子をかぶっていたり、フォーマルなシーンでバンダナをつけているなどの場合には、不自然になる状況も出てきます。
この場合にはやはり注意が必要と言えるでしょう。
スカーフやバンダナを選ぶのであれば、できる限り静電気を起こさない素材のものを選ぶことが大切です。
静電気は頭皮には大きな負担となり、治療にもよくない影響を与える可能性もあります。
ナイロンや毛糸の素材が使われているものではなく、綿のものを選べばその心配もなくなります。
そして症状が小さい場合には、ヘアファンデーション使うことも有効です。
ヘアファンデーションとは、髪の毛に直接ふりかけて地肌に色をつけるというものです。
髪の毛をボリュームアップさせる効果もあり、これにより症状を隠すことができるでしょう。
近年ではこのようなアイテムの品質も良くなっていて、汗をかいたりぬれたりしても落ちにくいものも販売されています。
6.自分の髪の毛やウィッグで上手に隠す
そして自分の髪の毛やウィッグで上手に隠す方法もあります。
短い髪の毛の人や、男性の場合にはやや難しいかもしれませんが、症状が1から3カ所くらいであれば、髪型によっては隠すこともできます。
美容院などで相談してうまく隠してもらうのも一つの手段といえるでしょう。
女性の場合には髪の毛が長ければ髪型やピンなどを上手に使い固定することもできます。
ウィッグも近年では軽くて着けごこちも良くなり、見た目にも自分の髪の毛と見分けがつかないほどにうまく作られているものが多くなってきました。
このようなものをうまく使い、治療を行いながらも質の良い生活を送りましょう。